連載 リレー連載・列島ランナー・136
ブルキナファソで,疫学と開発とビジネスの間を行ったり来たり—女性や子どもの問題に立ち向かう
森重 裕子
1,2,3
1関西学院大学人間福祉学部社会起業学科
2株式会社ア・ダンセ
3Centre d' Études et de Recherche en Technologies et Innovations Socio-Sanitaires et économiques (CERTIS)
pp.469-473
発行日 2020年7月15日
Published Date 2020/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209429
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はじめに
「ブルキナファソ(Burkina Faso)からシアバターや手工芸品を輸入して日本で販売しています.あと,現地の人々と手作りで道路整備もしています.そうそう,HIV/AIDSや性感染症予防に向けた性行動調査もしています…」
このような私の自己紹介を聞く人の顔には「?」が浮かぶことが多い.現在,上記のように3つの所属先があり,さらに社会健康医学の博士号取得準備中である.あまり稼働していないが,ブルキナファソの国際連合系HIV/AIDS対策プログラムで一緒に働いた多国籍の同僚たちと,保健医療コンサルタント事務所も設立している.一見バラバラであるが,実は全て,女性や子どもの問題の予防や削減,健康課題対策,エンパワーメントを目指した結果である.
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