特集 エビデンスに基づく公衆衛生とヘルスサービスリサーチ—保健医療介護サービスの振り返りと向上のためのデータ利活用
EBPMの推進と保健事業の立案・評価—行政データの活用方法と例
野口 緑
1
1大阪大学大学院医学系研究科社会医学講座公衆衛生学
キーワード:
EBPM
,
住民基礎情報
,
保健事業評価
,
アウトカム志向
,
ロジックモデル
Keyword:
EBPM
,
住民基礎情報
,
保健事業評価
,
アウトカム志向
,
ロジックモデル
pp.984-992
発行日 2023年10月15日
Published Date 2023/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401210148
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ポイント
◆行政にはデータヘルスや保健事業の評価に適した多くの情報がある。例えば救急搬送データと国保レセプト、介護保険情報などを突合した分析から住民の保健課題を明らかにできる。
◆縦割り組織による行政運営においては、分野をまたいだデータ連携が求められておらず、行政データをライフコースで分析、評価するのは容易ではない。
◆エビデンスに基づく政策立案、評価(EBPM)が求められるようになり、ロジックモデルを活用したアウトカム志向とデータを用いた定量的な評価が進められ、保健事業の評価においても活用されている。
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