特集 子どもの貧困と健康
生活困窮者への地域での取り組み—POPOLOハウスとフードバンク
鈴木 和樹
1,2,3,4
1NPO法人POPOLO事務局
2NPO法人フードバンクふじのくに事務局
3全国フードバンク推進協議会
4公益財団法人ふじのくに未来財団
pp.502-506
発行日 2016年7月15日
Published Date 2016/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208466
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3つの事業に取り組む
NPO法人POPOLO(以下,POPOLO)の取り組みは大きく分けて,3つに分類されます.1つ目は,主に生活に困っている方やホームレス状態の方に対しての相談支援事業です.年間約500件の相談が寄せられ,大半の相談者が安定した住居を持っていない方からの相談であり,中には明日の食事にも事欠くような相談も寄せられます.
そういった経緯から,安定した住居を持たない方のために,2011年度より,2つ目の事業として,完全無料の一時生活支援施設である富士POPOLOハウスを開設しました.
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