特集 子どもの貧困と健康
子どもの貧困対策活動—山科醍醐こどものひろばの取り組み
村井 琢哉
1
1特定非営利活動法人 山科醍醐こどものひろば
pp.507-510
発行日 2016年7月15日
Published Date 2016/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208467
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京都市の山科醍醐地区で「特定非営利活動法人山科醍醐こどものひろば」は,子どもの豊かな育ちを応援してきました.前身の「山科醍醐親と子の劇場」の時代からの活動は,現在36年目となります.特定非営利活動法人となる前の20年間は,団体を支える会員である地域の専業主婦や青年(会員の子どもで高校生年代以上おおむね30代の若者)が中心となり,文化芸術体験や野外活動などの文化や自然に直接触れ合う鑑賞活動や体験活動,地域ブロックごとの子ども会活動などを行ってきました.対象は会員の子どもが中心であり,不特定多数の地域の子どもへの活動は限られていました.
そこから1999年に「山科醍醐こどものひろば」に改変し,特定非営利活動法人になってからの15年は,その対象をより広げ「地域のすべてのよりよい子どもの育ちの環境を豊かにすること」に,子ども,家族,そして地域も一緒になって取り組んできました.
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