映画の時間
—ラクダと愛犬とともに壮大なオーストラリア砂漠横断の旅へ—奇跡の2000マイル
桜山 豊夫
pp.573
発行日 2015年8月15日
Published Date 2015/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208245
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韓国でMERS(中東呼吸器症候群)患者が発生し感染の拡大が起こりました.中東地域では感染源としてラクダが疑われているようです.直接関係はないのですが,この夏,ラクダが出演する映画が2本公開されます.一つは2014年のカンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた「夏をゆく人々」(8月22日より岩波ホールほかにて公開)と,もう一つが今号でご紹介する「奇跡の2000マイル」です.前者「夏をゆく人々」ではラクダは主役ではないものの,重要な脇役?として名演技をみせてくれますが,「奇跡の2000マイル」では,ラクダが主役級? の役割を果たしています.
1975年のオーストラリア.若い女性,ロビンの独白から映画は始まります——.
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