講座
産業医学における神経および心理・行動機能評価〔4〕—精神・神経行動機能—パフォーマンステスト
横山 和仁
1
,
荒記 俊一
1
Kazuhito YOKOYAMA
1
,
Shunichi ARAKI
1
1東京大学医学部公衆衛生学教室
pp.615-620
発行日 1988年9月15日
Published Date 1988/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207772
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■はじめに
近年,有機溶剤,鉛等の職業上の有害因子による早期の精神・神経行動障害の解析に,種々の検査法(パフォーマンステスト)が用いられるようになった.
この方法によりそれぞれの有害因子の量一影響(反応)関係,可逆性などがSubclinical(臨床徴候出現以前の軽度の障害)レベルで明らかにされつつある.今回は,産業神経学分野で用いられている各種のパフォーマンステストを紹介し,筆者らの成績を含むいくつかの測定成績を提示する.
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