トピックス
ウイルス性出血熱の最近の知見(1)—ラッサ熱,エボラ出血熱
宮崎 元伸
1
,
清水 博
2
,
倉田 毅
3
Motonobu MIYAZAKI
1
,
Hiroshi SHIMIZU
2
,
Takeshi KURATA
3
1厚生省生活術生局検疫所業務管理室
2厚生省保健医療局感染症対策室
3国立予防衛生研究所病理部
pp.409-413
発行日 1988年6月15日
Published Date 1988/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207709
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■はじめに
最近ウイルス性出血熱のなかでもいわゆる国際伝染病といわれているラッサ熱,エボラ出血熱およびマールブルグ病の3疾病,さらにクリミアコンゴ出血熱の臨床像に対する考え方の様相が少なからず変わってきた.そこで最近の知見をふまえ,これらのうちラッサ熱およびエボラ出血熱についての疫学,ウイルスの性状,宿主動物,感染経路,症状,検査所見,診断,治療等について述べることとする.
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