調査報告
妊娠を境とした喫煙行動の変化とその要因
赤池 陽子
1
,
清水 弘之
1
,
久道 茂
1
,
田山 澄夫
2
,
庄司 淳子
2
Yoko AKAIKE
1
,
Hiroyuki SHIMIZU
1
,
Shigeru HISAMICHI
1
,
Sumio TAYAMA
2
,
Junko SHOJI
2
1東北大学医学部公衆衛生学教室
2仙台市南保健所
pp.350-353
発行日 1987年5月15日
Published Date 1987/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207475
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●研究の目的
近年わが国では,成人男性の喫煙率が減少している一方で,未成年者と若い女性の喫煙率が増加している1).特に性成熟期の女性の喫煙率の増加は妊婦喫煙の増加に直結し,公衆衛生上の新たな問題となっている.
喫煙習慣をもつ女性が妊娠をした場合,喫煙を中止する者と継続する者に二分される.今回私たちは,その両群にどのような差がみられるのかを明らかにし,禁煙指導を進める基礎資料とすることを目的に,妊婦に対する喫煙の調査を行った.
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