調査報告
大都市における胃がん検診受診率の向上について
川島 清輝
1
,
中村 孝臣
1
,
稲垣 哲夫
1
,
石井 紀恵子
1
,
田村 登輝子
1
Seiki KAWASHIMA
1
,
Takaomi NAKAMURA
1
,
Tetsuo INAGAKI
1
,
Kieko ISHII
1
,
Tokiko TAMURA
1
1札幌市西保健所
pp.487-492
発行日 1986年7月15日
Published Date 1986/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207302
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●はじめに
わが国においては,がん,脳卒中,心臓病等の成人病が主要死因となり,国民保健上大きな問題となっている.特に胃がんは,男女共にがん死亡の第1位を占めており,昭和59年の胃がんによる死亡者数は49,785人(男30,879,女18,906)である.まさに,胃がんの制圧は全国的な重要課題である.
昭和58年2月に老人保健法が施行され,厚生省は61年度に胃がん検診受診率を30%(約1,060万人)目標にしていることから,全国的に今後の胃がん検診のあり方に大きな関心が集まっている.
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