講座 臨床から公衆衛生へ—感染症シリーズ・10
ボツリヌス中毒の疫学と対策
阪口 玄二
1
1大阪府立大学農学部
pp.486-488
発行日 1985年7月15日
Published Date 1985/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207083
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ボツリヌス中毒は,ボツリヌス菌の菌体外毒素の摂取で起こる,致死率の高い急性食中毒である.本菌は芽胞を形成する嫌気性菌で,毒素の抗原性でA〜G型の7型に分類される.ヒトの中毒はおもにA,B,E型毒素で,動物の中毒はおもにC,D型毒素で起こる.
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