特集 セルフケア
職場におけるセルフケア
桐生 武夫
1
Takeo KIRYU
1
1東京工業大学保健体育
pp.371-375
発行日 1985年6月15日
Published Date 1985/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207060
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■はじめに
わが国の疾病構造がかつての伝染病等の急性疾患から,がん,心臓病等の慢性疾患へ移行した現状においては,健康管理事業を健康組合の中心的事業として位置づける必要があると思われる.特に成人病等の慢性疾患の対策については,疾病にり患してからの治療よりも日常生活において,その予防や健康管理に努めることが重要であるが,なによりも大事なのは「自らの健康は自らで守る」という自覚をもって,自分の精神,身体状態に注意を払い,栄養,休養,運動のバランスのとれた生活をするセルフ・ケアと,それに続くプライマリ・ケアである.
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