研究
鼻・中耳・副鼻腔がん死亡率の最近の日本における動向
福田 勝洋
1
,
須川 和明
2
,
本村 昌一
3
Katsuhiro FUKUDA
1
,
Kazuaki SUGAWA
2
,
Masakazu MOTOMURA
3
1北海道大学医学部公衆衛生学教室
2札幌医科大学衛生短期大学部
3北海道大学医学部耳鼻咽喉科教室
pp.143-146
発行日 1985年2月15日
Published Date 1985/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207005
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はじめに
鼻・中耳・副鼻腔のがんは他の部位に比べその発生頻度は比較的低いが,治療後の生存率は高いとは言えず,また,早期発見の方法も確立してはいない.従ってこの種のがんの対策としては第1次予防がきわめて重要であり,何が当該がんのリスクファクターであるか,どんな人間集団がハイリスクグループであるかなどが,充分に明らかになる必要がある.ここではその記述疫学の一環として,鼻・中耳・副鼻腔がん死亡率の最近の日本の動向を観察したので報告する.
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