特集 老人保健法—2年が経過して
老人保健制度の現況と今後の課題
谷 修一
1
Shuichi TANI
1
1前:厚生省老人保健部老人保健課
pp.604-610
発行日 1984年9月15日
Published Date 1984/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206915
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■はじめに
老人保健法が昭和58年2月に施行されてから1年半余りが経過した.この間,事業の実施主体である市町村当局をはじめ,各都道府県,各保険者,各関係団体等の努力と協力によって,老人保健制度は全体としてはほぼ順調に運営されてきたと考えている.制度そのものはまだ動き出したばかりであって,全体の評価をするには時期尚早であるが,ここでは現在までの状況をふりかえりつつ,今後の展望にもふれてみたい.
まずはじめに,老人保健法が57年8月10日国会で成立後,施行までの準備等についてその主なものを日を追って列挙してみる.
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