発言あり
校内暴力
井上 一男
1
,
加美山 茂利
2
,
川田 素子
3
,
寺田 一郎
4
,
務中 昌己
5
1北海道稚内保健所
2秋田大学医学部衛生学
3大阪府立公衆衛生研究所精神衛生部
4国民健康保険水原郷病院
5広島大学原爆放射能医学研究所
pp.401-403
発行日 1983年7月15日
Published Date 1983/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206717
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優しさと思いやり,言葉は同じでも
最近の社会現象,意見調査,若者の考え方等をみていると,現代の人間関係において最も大切なことは"優しさ""思いやり"のようである.それは過去においても同じであったろうが,その内容が異なるようである.
われわれの職場でも,子供の頃から両親や学校の先生に叱られたことがなく,恐いものを知らずに育った職員がふえ,仕事上のミスで上司に注意されたり,叱られたりすると無気力になったり,逆に上司が親切に教えてくれなかったから悪い,と強く抵抗したりすることが多くなったので,部下を叱る上司が少なくなったし,部下が困っていると直ちに手伝ってやる上司が多くなってきた.職場の上司は大変優しい存在になってきたのである.
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