特集 アジア諸国の産業保健
産業保健教育
小泉 明
1
Akira KOIZUMI
1
1東京大学公衆衛生学
pp.345-350
発行日 1980年5月15日
Published Date 1980/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206088
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■はじめに
第9回アジア産業保健会議では「産業保健教育」を主題とするシンポジウムが企画された.筆者はシンポジウムにおける演者の一人としてこれに参加したので,ここにその大要を述べることにしたい.
アジア産業保健会議の母体であるAAOH(Asian Association of Occupational Health;アジア産業保健学会,本特集ではoccupational healthに産業保健という言葉が用いられているのでこれに準じた)は,3年前の1976年に第8回アジア産業保健会議が東京で開催されたのを機会に,permanent committeeとして教育委員会(Education Committee)を設けた.その委員長は,ここに述べるシンポジウムで司会者を務めたDr. W. O. Phoon(シンガポール大学)であり,日本からは小木和孝氏(労働科学研究所)が委員として加わっている.したがって,このシンポジウムはAAOHの教育委員会の企画になるものといってよい.
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