特集 公衆衛生の課題と展望
産業保健
土屋 健三郎
1
Kenzaburo TSUCHIYA
1
1産業医科大学
pp.167-169
発行日 1988年3月15日
Published Date 1988/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207639
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■はじめに
昭和53年4月産業医科大学医学部の第1回入学式に当たって,筆者は産業医科大学の建学の使命を述べたが,その要約は次の通りである.
①産業医科大学は人間愛に徹し,生涯にわたって哲学する医療・保健従事者を養成し,
②産業環境を心とする環境科学とライフサイエンスとの融合発展に努力を払い,
③経済学をも含む新しい生態学を発展せしめ,
④産業化社会における産業・環境保健の確立のみでなく,地域医療との有機的な結合を図り,もって21世紀の医学分野における先駆者として,人類のより良い生存をかちとるための新しい福祉社会を樹立することを建学の使命とする.
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