日本列島
宮城県における食生活改善推進員の活動
土屋 真
1,2
1宮城県築館保健所
2宮城県若柳保健所
pp.66
発行日 1979年1月15日
Published Date 1979/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205768
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食生活はかつての量から質の時代に移り,食塩と高血圧,糖質の過剰摂取と糖尿病など遺伝に及ぼす環境的因子としての食生活の重要性が強調されている.ガンにおいても食品添加物や熱い飲食物による火傷の繰り返し,食塩などの影響が指摘されてきて,ビタミンやカロリーの栄養学的考え方だけでなく,発ガン物質までをも考慮に入れた食生活の見直しが要求される時代になった.
さらに,高血圧には寒さ,子宮ガンの予防には入浴との関係が重視されているように,他の環境的因子も大事である,毎日口から入る食生活の健康に対する影響の大きさは,今さら言うまでもない.私どもの県でも食生活への住民の関心が高く,よく講演を頼まれる.これらは行政機関にとっても大きな課題であるとともに,食生活改善推進員らの活動が期待されるところである.
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