研究
高血圧者の保健医療行動に関する研究—地域集団を対象とした10年間の検診活動の評価から
福田 としえ
1
,
太田 和子
1
,
松原 良雄
1
,
塚本 清夫
2
,
鏡森 定信
3
1福井県武生保健所
2福井県南条町役場
3金沢大学(医)公衆衛生学教室
pp.514-518
発行日 1978年8月15日
Published Date 1978/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205658
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はじめに
循環器検診などの検診受診者の保健医療行動に関する調査,研究は多い1)〜3).しかしながら,それらは,ある一時点での断面的なものであったり,また経過を追跡して検討されたものであっても,主に検診開始時の初期の諸要因とその後の受診者の保健医療行動との関連を検討したものである.
筆者らは,昭和42年から,地域住民を対象に循環器を中心とした集団検診を実施してきているが,この検診が10年目をむかえるにあたり,これまでの検診および事後指導の評価の一環として,高血圧者の受療行動に影響する諸要因および高血圧者の保健医療行動の検討を,検診活動後期の最近3年間について行った.
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