研究
循環器を中心とした集団検診および保健指導の評価—石川県白峰村における10年間の活動を通じて
織田 光子
1
,
中村 毅
2
,
馬場 久敏
2
,
高倉 広喜
2
,
鏡森 定信
2
,
蓑輪 真澄
3
,
金川 克子
4
1白峰村役場
2金沢大学医学部公衆衛生学教室
3石川県輪島保健所
4金沢大学医療技術短大部看護科
pp.349-355
発行日 1976年6月10日
Published Date 1976/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205721
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はじめに
石川県白峰村では昭和39年以来,村当局が中心となり,松任保健所・金沢大学公衆衛生学教室の協力を得て毎年1回総合的な健康診断を実施し,住民個人個人の循環器疾患,呼吸器疾患(主に結核)についての疾病・異常の有無を把握し,必要な管理を行い,住民の健康の保持増進をはかるように努力してきている。
特に高血圧あるいは動脈硬化症は,ほとんど無自覚のうちに進行し,検診による早期発見,早期治療,さらに適正な生活指導が必要であり,保健婦の働きかけの対象としてもその比重は極めて大きいと考えられる。
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