特集 第18回社会医学研究会総会記録
一般演題
食品・医療事故(演題35〜38)
上畑 鉄之丞
1
,
柳沢 文徳
2
,
草野 文嗣
3
,
荘原 誠一
3
,
西川 美代子
3
,
尾沢 彰宣
4
,
手島 陸久
5
1杏林大衛生学
2東京医歯大難治研・疫学
3滋賀県今津保健所
4川崎幸病院,東京医歯大・難研
5東大・保健社会学
pp.846-848
発行日 1977年12月15日
Published Date 1977/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205527
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「食品・医療事故」のテーマでは,4つの演題が寄せられた.近年の食品添加物や医療事故への関心の高まりとくらべて,演題数は少なかったが,それぞれの内容はこの種の問題での基本的な観点のあり方を問いかけている点で共通していた.すなわち,演題35では,食品に対する正しい知識を要求する住民のニードに保健所がどうこたえるのか,演題36では,学童に対する学校給食を通じての食教育のあり方,演題37では,小児の医原病に対する学会の対応のあり方,演題38では,公害被害等への救済に対する加害者の対応について,それぞれ今後の討論の足がかりをつくったといえる.
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