調査報告
宮城県における種痘(後)合併症の実態
角田 行
1
,
石田 名香雄
2
1仙台市衛生試験所種痘研究班
2東北大学医学部細菌学教室種痘研究班
pp.655-658
発行日 1975年9月15日
Published Date 1975/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205082
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はじめに
昭和45年6月の種痘禍事件以来,各種予防接種事故の問題がクローズアップされ,世間の注目をあびるようになった.中央の予防接種事故審査会に各地より申請のあった事故件数は,昭和50年1月31日現在ですでに2,045件を数え,その6割以上は種痘(後)合併症であるという1).
宮城県においても,予防接種副反応や合併症に関する認識が,患者,保護者,医師や行政担当者の間に年々高まりつつあり,種痘(後)合併症の届出数も増加している.
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