公衆衛生の反省・1【新連載】
「公衆衛生の反省」は行なわれているか?
曽田 長宗
1
1国立公衆衛生院
pp.148-150
発行日 1973年3月15日
Published Date 1973/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204630
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
筆者は,昨1972年12月15日,国立公衆衛生院を最後に,役人としての公衆衛生活動からしりぞくことになった.医学部の学生時代から,半世紀余りの間,社会医学,公衆衛生の分野で,何らかの仕事をさせて貰ってきたので,これから役人をやめても,あるいは止めたればこそ,役人のからに捉われない,自由な社会医学,公衆衛生活動に,一層精進しなければならぬ,とも思っている.
たまたま,編集部の方から,思い出すままに,今後の公衆衛生,社会医学の進め方につき,読者,とくにお若い人達に,多少なりお役に立ちそうなことを書き連ねよとの要請をうけたので,年寄りの愚痴に陥る恐れを懸念しながらも,筆をとらせて頂くことにした.
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.