人にみる公衆衛生の歴史・2
長谷川 泰(1842〜1912年)—民間医師養成の先駆
川上 武
1
,
上林 茂暢
1
1杉並組合病院内科
pp.181
発行日 1971年3月15日
Published Date 1971/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204229
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私立医大の新設・申請があいついでいる.貧弱なスタッフ・施設は医師の質低下をまねくという酷評をよそに,入学金は千万円をこし,"医学はとかく金"という風潮が,露骨になってきた.
他方,医師不足の危機は医学教育の再検討をせまっている.ところが,この点について公衆衛生学者の本格的な発言がほとんどみられなかった.あれだけ大きな波紋をなげかけた医学部紛争のその後の動きをみても,学内の機構改善・カリキュラムいじりにとどまっている.
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