発言あり
かくあるべし「環境保健」
上村 聖恵
1
,
園田 恭一
2
,
館林 宣夫
3
,
辻 正治
4
,
中川 米造
5
1高知県庁厚生労働部医務課
2東京大学医学部保健学科社会保健学
3全国社会保険協会連合会
4奈良県生駒保健所
5大阪大学医学部医学概論研究室
pp.1-3
発行日 1971年1月15日
Published Date 1971/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204184
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ゆとりある都市づくり
公害に悩まされる過密地帯,医療不足に不安な毎日をおくる過疎地域,そして過密過疎の区別なく国民は食品の安全性に強い疑惑を感じている.東京都のカドミウム米,母乳からのBHCの検出,まさかと思われたことが,不意討ちに私らの頭上に襲いかかってくる.すべてが自ら播いた種だけに問題は深刻である.
所得倍増,高度経済成長の旗印のもとに,驚異的な躍進をなしとげた日本の次の旗印は,健康で文化的な生活でなければならない.そのアプローチとして,私は次の2点を最も重要なものと考える.
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