Japanese
English
研究
スクリーニング時における各種尿検査法の検討
Considerations on Screening method of urine examination
石館 敬三
1
,
渡辺 真言
2
,
千葉 裕典
2
,
内田 和子
2
,
若井 美子
2
,
宮崎 利雄
3
1都衛生局食品衛生課
2順大公衆衛生学教室
3自衛隊衛生学校
pp.361-365
発行日 1969年6月15日
Published Date 1969/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203901
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はじめに
スクリーニングを目的とした集団検診において尿検査を行なう場合,従来行なわれてきた各種の検査法による判定の間には,若干の相違のあることが知られている1).また尿のたんぱく,糖,ウロビリノーゲンなどの検出法は一般に,非特異的なものが多いために,健康者危険率(α)がやや大きくなる恐れがある2)ともいわれている.スクリーニングテストでふるい分けられた者が,その後の追跡検査によりいかなる経過をたどるかについて検討することは意義あるものと考える.著者らは数個の大小集団を対象に,尿のたんぱく,糖,ウロビリノーゲンについて検査を実施し,その陽性者の追跡検査およびその判定をめぐって,検査項目別にあらわれた相違点や判定誤差などについても検討を加えることとした.
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