主張
外因死に対する総合保健活動
西川 滇八
1
1日大・公衆衛生
pp.250-251
発行日 1969年5月15日
Published Date 1969/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203867
- 有料閲覧
- 文献概要
焼身自殺
2月25日プラハ発UPIは,チェコスロバキア共産党政権発足21周年記念日に当たる25日,プラハ市内で一青年が"パラフ君の要求を支持し自殺する"との遺書を残し,自分を"人間たいまつ第2号"と呼び焼身自殺したと報じている(東京新聞昭和44年2月26日夕刊2ページ所載).
この青年は,さきに祖国の体制に反対して焼身自殺したパラフ君と同じグループに属していて,パラフ君の要求が入れられなければ次々と焼身自殺をしていく青年たちの1人なのであろう.最近は国家社会の体制に反対することが流行しているが,その最も強烈な手段として焼身自殺が行なわれる.最初は南ベトナムの仏教徒であった.わが国でも老エスペランティストが首相官邸前で敢行したり,国会議事堂前で自殺した青年の事例が起こっている.
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.