特別連載
米国における保健医療体系の苦悩ならびに医師・歯科医師・看護婦の深刻な不足とその対策—保健要員に関する米国諮問委員会報告第1巻(1969年11月)の全訳
館正 知
1
,
石戸 利貞
2
,
高橋 英勝
3
1岐阜大・公衆衛生
2岐阜県衛生部
3岐阜県郡上保健所予防課
pp.175-178
発行日 1969年3月15日
Published Date 1969/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203841
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Health Manpower(保健要員)の問題は,単に人員増加のみによってでなく,医療体制全般の改善のうえに解決の道がある.米国では約40年前から,医療・保健サービスの向上をめざし,要員需要に関する種々の研究・委員会報告がなされているが,ここに米大統領諮問委員会の報告を1年にわたって連載する.(本誌第32巻10号参照)
訳者まえがき
1966年5月8日付ニューヨークタイムズ紙は,その第1部第1ページにおいて,「ジョンソン,医師不足緩和のため委員会を発足,また保健要員活用改善運動を内閣に指示」という見出しで,次のように大きく報じている.
『ジョンソン大統領は,7日,医師・看護婦およびその他の保健従事者の"危機的不足"に対処する措置をとると言明した.
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