特集 衛生教育
衛生教育におけるマスコミの立場
横関 五郎
1
1学校保健研究会
pp.265-268
発行日 1968年6月15日
Published Date 1968/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203690
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
マスコミの必要性と能力
マスコミの暴力などといわれるが,ここではマスコミ論をやるつもりはない。衛生教育におけるマスコミの立場について述べるためのきっかけとして,それも,主として放送を中心にした衛生教育の問題を述べる前提として,関係のある点だけにふれることにする。
人間が1人だけでは生きていくことができず,集団をつくって,コミュニティの中で生きていくものだとすると,とうぜん,よかれあしかれマスコミとの縁は切れないものと思う。人間社会が複雑になればなるほど,ますますその必要性は大きくなり,その方法もさまざまになってくるものと思う。しかし現代社会の時点では,雑誌・新聞・放送という3つの方法がその主流ではないかと思われる。
Copyright © 1968, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.