原著
入院看護サービス向上のための実験的研究
湯槇 ます
1
,
金子 光
1
,
木下 安子
1
,
兼松 百合子
1
,
波多野 梗子
1
,
矢野 正子
1
1東京大学医学部衛生看護学科
pp.583-589
発行日 1964年10月15日
Published Date 1964/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202915
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現在,病院における看護要員の不足が,きわめて深刻な状態となってきていることは,しばしば各方面より指摘されている1)〜6)。それにともなって看護内容についてもおそらく不充分な状態にあろうことは想像されるところである。
看護内容に関する研究は,タイム・スタディー業務分析などの方法によっておこなわれたものが多い。7)〜19)これらは現状の看護要員構成によっておこなわれた看護内容の主として量的な分析であって現段階の「あるがまま」の実態をしめしているが,患者の必要性に対してどれほど応じられたかは明らかでない。
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