研究報告
O.M.K.法集団検診成績
吉川 貞衞
1
,
櫻井 実
1
,
梅谷 勇一
1
,
新井 俊之
1
,
森田 保次郞
1
1日立製作所水戸分院
pp.48-49
発行日 1954年4月15日
Published Date 1954/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201374
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Ⅰ緒言
1948年Middlebrook,Dubos両氏が考案した感作赤血球凝集反応を応用して1951年,国立千葉療養所の岡田,馬杉,小林氏等は尿中ツベルクリンの検出並びに定量に成功しO. M. K法と称し,盛に動物実験及び臨床成績を報告している。従来の血清学的方法が抗体の証明を目的としていたのに反しO. M. K. 法は之と異つて抗原検出法であるという意味で,全く新らしいものと考える。
臨床上の応用は頗る広範囲であるが,岡田氏は次の諸項目をあげている。
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