醫藥隨想
木村名人と升田八段の決戰
石垣 純二
pp.242
発行日 1951年4月15日
Published Date 1951/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200831
- 有料閲覧
- 文献概要
天下の耳目をあつめた木村名人對升田八段の第1回戰は,升田八段武運拙く終盤の落手で潰えた。週刊朝日4月1日號の一文は實にすばらしい名文でこの決戰の情景を目のあたりに傳えている。
木村名人の時間切れを目前にして,いういう3時間餘をあました升田八段が大ポカをやるなどというのは,全く不思議だけれど,人生にはこうした皮肉が少くないから,人間心理の研究家にとつては,別に不思議でも何でもない。あたり前のことであろう。
Copyright © 1951, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.