醫藥隨想
オクスフオードの一日
古屋 芳雄
pp.241-242
発行日 1951年4月15日
Published Date 1951/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200830
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私は1950年4月24日の朝7時オハイオ州のミドルタウンという小さな町に下車した。と,そこにはもうウエルプトン博士(先般日本に來られた人で今國際聯合の人口部長をしている)が自動車を操つて迎えに來てくれていた。實は例のタムプソン博士(マ元師の顧問としてこれも先般日本に來られたことは多くの人が知つている)の,たつての希望と,ワシントンのパブリックヘルス・サアビスの人の勸獎があつたので,ボストンからシカゴへ直行する豫定だつた私のスヶヂユールを變更して,こゝまでやつて來たのである。
タムプソン博士とウエルプトン博士とは,マイァミ大學の中に事務所を置いて,スクリップス財團の仕事をしている。そしてその大學の在るオクスフオードはミドルタウンからは車で約20公ほどの距離にある。
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