特集 結核
結核のストレプトマイシン療法
日野原 重明
1
1聖路加病院
pp.34-37
発行日 1950年1月15日
Published Date 1950/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200570
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Waksmanが放線菌の一種であるStreptomyces Griseusから新しい抗生物質をとり出し,之をStreptomycinと呼んだのは1943年の秋のことである。
ペニシリンは,葡萄状球菌の培養基に偶然にもとび込んだ靑かびから發見されるに至つたのであるが,このストレプトマイシンの方はワクスマンの科學的な想念によつて研究が計畫的になされ,遂に之が發見されるに至つたものである。
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