特集 第2囘日本公衆衞生學會研究發表抄録
〔第2日〕11月13日(土)午前の部(9-12時)
(29)デング熱の研究 變性生病毒による豫防接種は何故有效であるか
堀田 進
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1京都大學醫學部微生物學教室
pp.158-159
発行日 1949年1月25日
Published Date 1949/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200411
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デング熱病毒のマウス腦内接種を續けてゆくと,一定世代を經た後,病毒の人に對する起病性は消失するが,しかも免疫元性は尚殘存し,從つて之を用いて有效な豫防接種を期待することが出來る。この生病毒の有效なる所以を檢討する爲實驗を行つた。
健康人に本生病毒(罹患マウス腦のタイロード液加乳劑)を皮内注射し,以後逐次的にヘパリン加血液および乳汁を無菌的に採り,之をマウス腦内に注射して發病の有無をみた。
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