特集 第1囘公衆衞生學會研究發表
第2日目
研究發表
58)小兒に於ける腸管寄生原蟲寄生状況殊にラムブル鞭毛蟲症に關する研究(第一報)
水野 宏
1
1名古屋大學豫防醫學教室
pp.52-53
発行日 1947年12月25日
Published Date 1947/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200233
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ヂアルヂアラムブリアの寄生によつて慢性の下痢を來すことは一般に知られてゐるが最近この原蟲の小兒寄生によつて,下痢,貧血に加ふるに發育の停止を見るとの報告がアメリカの小兒科雜誌に次々と發表せられてゐるので,その本態を究明するために研究を始めた。
(1)名古屋市内某小學校兒童に就て,腸管寄生原蟲の檢索を行つた。唯一囘の檢索であるが,その中ヂアルヂア,ラムブリア寄生率は13.6%に上つた。
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