活動レポート
運動教室の企画・運営・評価研修の開催―調査結果を踏まえた事業展開
野田 華子
1,2
,
稲葉 やす子
3
,
種田 行男
4
,
大渕 修一
5
1前:(財)しずおか健康長寿財団(静岡県総合健康センター)
2現:静岡県駿東郡長泉町役場健康増進課
3静岡県医療健康局健康増進課
4中京大学工学部
5東京都老人総合研究所
pp.590-594
発行日 2013年7月15日
Published Date 2013/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102795
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背景・目的
静岡県総合健康センターは健康科学に立脚した健康づくりの拠点施設として「市町支援事業」を実施してきた.平成21(2009)年度には静岡県内の市町の健康増進担当課および介護予防担当課を対象に,健康づくり・介護予防事業での運動指導の現状・課題などについて調査を実施した(以下,運動指導実態調査)1).
その結果,課題となっていることは「運動指導事業や指導効果についての評価が難しい」(両課合計86.4%)や「人材不足」(同72.1%)などであることが明らかになった.また運動を専門とする職種の配置は約2割であり,運動を専門とする職種がいないことでの課題は,「体力測定やその評価方法など」(同69.4%)や「運動が関連する施策や事業の企画」(同63.3%)であった.また他機関との連携の希望は介護部門(47.1%)の方が健康部門(28.1%)より19ポイントも多いことなどが明らかになった.
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