特集 基礎から学ぶ環境衛生
大地震等の災害時における環境衛生対策
五味 武人
1
,
竹内 彦俊
2
,
鈴木 晃
3
,
八木 憲彦
4
,
中島 二三男
5
,
奥田 博子
3
1東京都港区みなと保健所生活衛生課
2宮崎市保健所保健衛生課
3国立保健医療科学院
4財団法人東京都医学総合研究所
5東京都環境局環境改善部大気保全課
pp.465-470
発行日 2011年6月15日
Published Date 2011/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102133
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はじめに
平成20~21年度の厚生労働科学研究「地域健康危機管理に従事する公衆衛生行政職員の人材開発及び人員配置に関する研究」,平成22年度の同研究「地域健康安全を推進するための人材養成・確保のあり方に関する研究」[両研究とも研究代表者:曽根智史(国立保健医療科学院)]に参加し,健康危機事例を基に,行政に勤務する公衆衛生職員の役割を検討する機会を得た1,2).
この研究成果から,大地震等の発生時における環境衛生監視員の役割と,関係職種,特に保健師との連携について述べるとともに,霧島連山の新燃岳噴火災害において,宮崎県都城保健所が本研究成果を活用した事例を紹介する.
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