Japanese
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紹介
1985年メキシコ大地震の経験から—地震災害と精神衛生
From the Experience of 1985 Mexican Earthquake: The disaster caused by earthquake and mental health
角川 雅樹
1
Masaki Tsunokawa
1
1東海大学保健管理センター
1Department of Student Health Care, Tokai University
pp.823-829
発行日 1988年7月15日
Published Date 1988/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405204559
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1985年9月に起きたメキシコ大地震は,マグニチュード8.1と,その規模は最大級であった。その結果,死者は約3千人,被災者は約4万5千人という,メキシコ史上空前の大災害となった。地震については当時日本でもかなり大々的に報道され,地震の性質,メキシコ市の地盤の問題,建物の構造上の問題等,さまざまな視点から論じられた。
ここでは,それらの問題に触れることなく,地震災害発生後における,被災者とメキシコ一般市民の心理的反応や精神衛生上の問題,また,それらに対してメキシコ関係当局がとった対応の仕方等に焦点をしぼって考察してみたい。
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