特集 公衆衛生再考
戦後の公衆衛生行政再考
中原 俊隆
1
1京都大学大学院医学研究科
pp.190-193
発行日 2010年3月15日
Published Date 2010/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101749
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
戦後,わが国では伝染病の征圧が進み,結核による死亡が大きく減少して,死因構造の中心は感染症から生活習慣病へと大きく変化した.これは保健医療の進歩,公衆衛生の向上の賜物であり,わが国の公衆衛生行政は,国民の生活習慣を健康的な観点から改善することが重点となっている.
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.