連載 ドラマティックな公衆衛生―先達たちの物語・14
生命のための政治―深沢晟雄
神馬 征峰
1
1東京大学大学院医学系研究科・国際地域保健学教室
pp.153-156
発行日 2010年2月15日
Published Date 2010/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101739
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「…本来は国がやるべきことをやっていない.だから沢内がやるんだ.国は,必ずあとからついてくる」(深沢晟雄)(文献1),p172)
深沢晟雄[1905(明治38)年12月11日~1965(昭和40)年1月28日]は,岩手県沢内村の村長.東北大学法文学部を昭和6年に卒業.その後上海銀行,台湾総督府,満州拓殖公社を経て,終戦時は北支開発山東鉱業会社溜川炭鉱に務め,終戦後の昭和21年に帰郷.一時,佐世保造船所の次長となるが,29年に再度帰郷し,沢内村の教育長,助役を経て,昭和32年の5月,村長となる.
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