特集 新医師臨床研修―「地域保健・医療」研修の使命
患者が望む「地域保健・医療」研修
丸木 一成
1
1読売新聞東京本社医療情報部
pp.760-763
発行日 2003年10月1日
Published Date 2003/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101007
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医師臨床研修の必修化に伴う一連の改革は,医療を取り巻く様々な状況の変化を無視しては語れない.超高齢時代を迎え,疾病構造の変化,医療技術の進歩に伴う医療の高度化,在宅医療の推進,医療事故に象徴される国民の医療不信の解消―など,こうした時代の要請を受けて,いかに「良医」を養成するかということだろう.
「医療への信頼」を構築するためには,医師の資質向上は必須条件だ.なかでも,プライマリ・ケアへの理解を深め,患者を全人的に診ることができる基本的な診療能力を身につけるようにすることは,今回の改革の大きな狙いの一つでもある.
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