特集 健康危機における情報ネットワーク
国立保健医療科学院における情報ネットワークの取り組み
土井 徹
1
1国立保健医療科学院研究情報センター
pp.502-506
発行日 2003年7月1日
Published Date 2003/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100899
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健康危機管理支援情報システムの立ち上げ
平成13年度厚生労働省健康危機管理情報システム検討会からの提言1)を受け,平成14年度より段階的整備を図るものとして,健康危機管理支援情報システムが国立保健医療科学院に設置されることになった.これは,「支援」という言葉が入っているように,地域における健康危機管理について,健康危機発生前,発生後の各時期において必要とされる様々な情報を地方自治体等に提供し,健康危機管理の意思決定,対応等のサポートを行うことを目的とするものである.したがって対象(利用者)は地方自治体衛生主管(関連)部局,保健所,地方衛生研究所等の地域において,健康危機管理に対処する第一線の機関を想定している.
このシステムは上記検討会の提言に沿うべく,24時間365日の稼働と,SE(system engineer)の常駐を前提にしている.利用者からの要望は,後述する運営委員会事務局を通して運営委員会に諮られ,実行委員会によって実行されることになっている.
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