特集 転換期のリーダーシップ
国立保健医療科学院におけるリーダーシップ養成
曽根 智史
1
1国立保健医療科学院研修企画部
pp.438-442
発行日 2004年6月1日
Published Date 2004/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100397
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国立保健医療科学院(以下,科学院)が実施している専門課程Ⅰ「保健福祉行政管理分野」は,公衆衛生,保健福祉医療分野におけるリーダーとなるために必要な,高度な能力を養うことを目的として,保健所長等への就任を予定して地方公共団体から派遣される医師,または将来保健所医師として就職を希望する者を対象に開講されている課程である.
本課程には,大きく分けて,「本科(1年)」と「分割前期(基礎)・分割後期(応用)」の2つの履修方式がある.前者は,通年で必修科目,選択科目,特別研究論文等を履修し,1年間で35単位を取得する.後者は,4~7月の3カ月間でまず12単位の必修科目を履修し(分割前期),職場に戻ってから5年以内に,再び科学院で特別研究論文を含む残りの単位を修めるか(分割後期履修方式A),あるいは遠隔教育や科学院短期課程の諸コース,国等が主催する各種研修会などを受講し,特別研究論文を含む残りの単位を修めることによって(分割後期履修方式B),本科と同等の修了資格を得るものである.本科4~7月の必修科目と分割前期(基礎)は同一内容である.本科および分割後期(応用)修了後には,MPH(Master of Public Health)が授与される.
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