特集 がん対策・2
がん検診の新手法に関する展望
1.新しい診断機器のがん検診への応用とその将来性
寺内 隆司
1
1国立がんセンターがん予防・検診研究センター検診部
pp.97-99
発行日 2007年2月15日
Published Date 2007/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100736
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近年,診断機器の発達は目を見張るものがあり,それらの診断機器は臨床応用され,診療において多くの成果を上げている.現在,わが国においては,それらの最新の診断機器をがん検診に応用する施設が増加している.
例えば,高分解能CTを用いた肺がん検診,FDG(18Fフルオロキシデオキシグルコース)-PET(Positron emission tomography:陽電子放射断層撮影)を用いた全身のがん検診,MRIの拡散強調画像を用いた全身のがん検診などがあるが,なかでもFDG-PETを用いたがん検診施設は増加が著しく,社会現象とも言えるような状況になっている.
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