特集 がん対策・2
がん検診の現状と課題―有効性・受診率・がん対策基本法
坪野 吉孝
1
1東北大学公共政策大学院
pp.94-96
発行日 2007年2月15日
Published Date 2007/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100735
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公的施策として実施するがん検診の目的は,個人に対するがんの早期発見と早期治療により予後を改善することを通して,対象集団全体の当該がん死亡率を低下させることにある.この目的を実現するためには,次の3点を確保することが必要になる.
①死亡率減少効果が確認された検診を行い,効果がないか未確認の検診は行わない(有効性のアセスメントの問題).
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