特集 認知症―予防とケアの最前線
認知症患者への病名告知に関する研究
山口 登
1
1聖マリアンナ医科大学病院認知症治療研究センター
pp.690-691
発行日 2006年9月1日
Published Date 2006/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100638
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認知症の第一の原因疾患はAlzheimer's Disease(以下AD)である.わが国では,1999年11月に軽度から中等度のADに対する治療薬として塩酸donepezilが発売されて以来,ADの早期診断および早期治療の必要性が高まり,認知症に関する情報や啓発活動が増加している.このような社会的背景の流れを受け,治療介入する場合のInformed Consent:IC(説明と同意),特にその前提となる病名告知が問題となってきた.
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