特集 —優柔不断にサヨウナラ!—あなたの「臨床判断」を高めるケーススタディ11選
【各論:「意思決定表」を用いた場面別ロジカルアプローチ】
「診療の場/状況別」臨床判断ケーススタディ
❻病名告知—する? しない?
柏木 秀行
1
1飯塚病院 連携医療・緩和ケア科
pp.551-555
発行日 2024年5月15日
Published Date 2024/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204796
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「令和の時代にもなって、病名告知をしないなんて選択肢はあるの!?」。タイトルを読まれて、若手の先生はそのように感じられたかもしれません。でも、「きちんと病名を告知し、患者さんがベストの治療選択をできるようにするべし!」なんて正論を振りかざすだけでは、渡り合っていけないのがリアルワールドだったりします。時々経験する「病名告知をする vs しない」という臨床判断について、何が私たちを悩ませているのでしょうか? そして、患者・家族本位で考えると、この問題にどのようにアプローチできるでしょうか? 本稿では、それを整理してみます。
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