特集 喫煙対策はどこまで進んだか
医師・看護師・教師の喫煙問題
兼板 佳孝
1
,
大井田 隆
1
1日本大学医学部社会医学講座公衆衛生学部門
pp.953-955
発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100520
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医師・看護師・教師などは,患者や児童・生徒に対して禁煙指導を行う立場上,自らが喫煙しない態度が求められている.また医療従事者による禁煙指導や教師の喫煙行動が,患者や児童・生徒・学生の喫煙行動に影響を与えるとする報告も認められる1~3).したがって医師・看護師・教師の喫煙問題を理解することは,今後の喫煙防止対策を講じる上で重要である.
そこで本稿では,筆者らがこれまでに実施した医師・看護師・教師の喫煙に関する疫学研究を中心に概説,これらの職種に対する喫煙防止対策について述べていきたい.
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