特集 介護予防をどうすすめる?・2 介護予防事業の多角的取り組み
地域リハビリテーションとしての介護予防
柳 尚夫
1
1大阪府茨木保健所
pp.718-721
発行日 2005年9月1日
Published Date 2005/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100142
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地域リハと保健所
「地域リハビリテーション(以下,リハ)とは,障害のある人々や高齢者およびその家族が住み慣れたところで,そこに住む人々とともに,一生安全に,いきいきとした生活が送れるよう,医療や保健,福祉および生活に関わるあらゆる人々や機関・組織がリハの立場から協力し合って行う活動のすべてを言う」が,日本リハ病院施設協会の定義であるが,公衆衛生の概念に近いと私は受け止めている.
一方,大阪府では地域リハ体制整備推進事業の一部を保健所が担っており,急性期,回復期(医療)から維持期(介護保険)までの圏域のリハシステムを考える立場でもある.そのため,保健所は今回の介護保険法改正の目玉である「介護予防」を地域でどう進めるかという課題に,市町村と共に関わるべき立場である.
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