資料
外国人労働者を抱える企業における結核対策の一事例
内野 英幸
1,4
,
小野塚 剛
2,5
,
青木 真由美
2,5
,
原田 登之
3
,
樋口 一恵
3
,
森 亨
3
1新潟県小出保健所
2新潟県小出保健所
3結核予防会研究所
4国立病院機構小諸高原病院
5新潟県魚沼保健所
pp.339-342
発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100077
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近年,外国人,特に開発途上国からの留学生あるいは就労者の増加に伴い,在日外国人が結核を発病するケースも増える傾向にある.今後,わが国における結核対策上,在日外国人の結核対策は極めて重要な課題と考えられる.
今回,外国人就労者における結核集団感染が疑われた事例に対して,結核対策を効果的に進めるため,従業員向けの健康教育,検査の説明会等を行い,結核定期外健康診断として胸部X線撮影,ツベルクリン反応検査(以下,ツ反)に加えて,財団法人結核予防会結核研究所の協力でQuanti-FERON(r)-TB(以下,QFT検査※)を用いて結核感染について解析を行い,結核患者発見から予防対策まで一貫した取り組みを行うことができたので報告する.
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